宮崎大学国際連携センター

留学を通して学んだこと

宮崎大学教育文化部 上畑浩二
(平成16年度 アメリカ合衆国・エヴァーグリーン州立大学に留学)

私は,宮崎大学の交換留学生として、アメリカ合衆国・ワシントン州のエヴァーグリーン州立大学に、平成16年9月から平成17年8月までの約1年間留学しました。

留学期間中は、宮崎大学での英語教育、英語学の学問に加え、異なった様々な視点・見地から、社会学や教育学,文化を学びました。エヴァーグリーンの教育は学際的な教育と呼ばれ、とても特徴的で、学部や選考がありません。その中では、個人の意見が尊重される一方、自己をしっかり持っていなければならない厳しさもありました。全ての活動が自由な意見交換をベースにしているため、多角的な視野で物事を捉え、考えるにはとても重要なことを学んだように思います。また、異国の地に行くことで、普段は気にすることもない日本のことを振り返り、より深く考える機会を持てたと思います。

留学という恵まれた環境で私が学び得たことは、学問だけではなく、人と人とのつながりの大切さです。それは「感謝」の二文字に尽きます。両親をはじめ、友人、宮崎大学の先生方、またエヴァーグリーン大学の先生方、また大学で出会った多くの友人、様々な方々から励ましの言葉をもらいました。暖かい言葉、手助けがなければ、留学を無事にやり遂げることはできなかった気がします。色々な方に支えられて、自分がいるのだと言うことを痛感せずにはいられませんでした。この場を借りて、心から感謝したいと思います。ありがとうございました。

この留学は、異国の地で単に見聞を深めただけではなく、人間として私をさらに大きく成長させてくれたものだと強く感じています。この貴重な体験を糧に、また一つのステップとして、これからの人生に活かしていきたいと思います。